見積書及びそれに添付されている損傷写真のそれぞれの意味を考えて見積書を作成している人はどれだけいるでしょうか。
見積書というのは、その修理工場がその損傷を修復するために必要となる修理の内容及び金額を明記するものです。
そして、その損傷があることを示すために損傷の部位の写真を撮影します。
一言で言えば見積書が修理の内容及び金額の提示であり、損傷写真がその根拠です。
これはあたかも裁判で取り交わされている主張と証拠のような関係にあるように感じています。
裁判においても言い分を記載した書面と、その根拠となる証拠を提出しますが、見積書も言ってみれば修理工場の言い分が記載されたもので、根拠が損傷写真である、と言えるように思うのです。
実際には修理工場が写真を撮影するのは、ただ単に保険会社に言われるから撮影する、というような意味のないものとして捉えているところがあるように感じています。
また、見積書も損傷写真に根拠づけられた修理の内容と金額、というような位置付けではなく、実際にはただ単にこれだけ欲しいから、というように考えている修理工場も少なくないのです。
これは非常に残念なことです。
修理工場が適正な修理費の提示ができないということは、その修理工場に依頼した車両の所有者は適正な修理がなされない車を使用することになってしまいます。最終的には車両所有者の不利益です。
こうした残念なことにならないよう、損傷写真の撮影の方法、修理費の見積書の作成の方法について、助言していきたいと考えております。

